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心の拠り所と言われた女性6人が語った残酷な真実

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心の拠り所、という言葉がある。

その言葉を向けられた時、多くの女性が特別だと感じる。誰かの中で、自分だけが持てる場所がある。それが嬉しくて、もっと大切にしたいと思う。

でもその言葉が、時に最も残酷な形で機能することを、私は取材を通じて学んだ。彼女たちが語る言葉には、言葉の美しさと、その裏にある搾取の構造が詰まっていた。この記事では、心の拠り所という言葉が持つ心理的な罠と、その言葉を使う男性の本質を、女性たちの証言と共に書く。


目次

恵比寿のバーで彼女は、ワイングラスを置いたまま話し始めた

初めて会ったのは雨の夜。恵比寿のカウンターバーで、30代前半の女性が私の隣に座った。

「君が俺の心の拠り所なんだ、って何度も言われた。そのたびに、嬉しかった。守りたいと思ってた」

彼女は少し遠い目をした。

「職場の上司だった。結婚15年目の。残業後の飲み屋で愚痴を聞くうちに、そういう関係になった。ベッドの中で、家に帰ると息苦しいのに、君といると心が軽くなるって言われた。君がいないと生きていけない、とも」

彼女はワイングラスを手に取ったが、飲まなかった。

「熱を出した時は早退して看病まで行った。私が支えないといけないと思ってた。でも半年で終わった。奥さんにバレて、連絡が来なくなった。心の拠り所って言葉が、都合のいい逃げ場だったと分かるのに、随分時間がかかった」


「心の拠り所」と言う男性の心理構造

心の拠り所という言葉を使う男性の心理は何か。

20代後半の女性が、大学の先輩から受けた経験を語ってくれた。

「最初は遊びのつもりだったのに、彼が弱い部分を見せてくるたびに愛情が芽生えた。仕事のプレッシャーで潰れそうになるたびに、私の笑顔を思い浮かべるって言ってた。家族には言えない本音を全部私に預けている、って涙を浮かべて言った瞬間、この人が私の人生の中心だと錯覚した」

彼女は少し苦しそうに続けた。

「でも子供の誕生日が近づくと、連絡が途絶えた。家庭を優先するって一方的に切られた。心の拠り所と称された自分が、ただのストレス発散装置だったと気づくのに数ヶ月かかった。その間、うつ状態だった」

私は聞いた。気づいたのはいつですか?

「切られた後。連絡が来なくなって、初めて見えた。彼の言葉は全部、私を引き留めるための言葉だったって。弱さを見せることで、私のケア本能を刺激していた」

男性が心の拠り所と言う時、何を求めているか

30代前半の女性が、既婚男性から言われた経験を語ってくれた。

「バーで出会った年上の既婚男性が、君みたいな子が俺の心の拠り所になってくれるなんて、と言って、すぐにホテルへ誘った」

彼女は少し冷たい表情で続けた。

「人生相談にも乗るようになって、妻とは話せない深い部分を君と共有できるって彼は言った。私は彼の弱さを愛おしく思って、朝まで抱きしめて、手紙まで書いた。数ヶ月後、彼が言い残した言葉は、君のおかげで家庭を立て直せそうだった。その言葉で終わった」

私は聞いた。その言葉を聞いた時、どう感じましたか?

「最初は意味が分からなかった。立て直せそうなら、なぜ私が必要じゃないのかって。でも後で分かった。私は彼の不満を吸収する機能として使われてた。満足したら必要なくなった。それだけだった」


心の拠り所と言われた側に起きること

20代後半の男性が、既婚女性から心の拠り所と言われた経験を語ってくれた。

「夫のDV気味の態度に悩む女性が、私の優しさに癒しを求めてきた。夫とは心が通じ合わない、あなただけが私の本当の居場所、と言われた」

彼は少し悔しそうに続けた。

「俺が守ってあげたいと本気になって、愚痴を夜通し聞いて、プレゼントを贈り続けた。でも夫の転勤が決まると、彼女はあっさり、これで終わりね、と去った。心の拠り所と言われた言葉を信じていただけに、裏切られた喪失感が大きくて、仕事に集中できなくなった」

私は聞いた。今振り返ると、何だったと思いますか?

「彼女にとって、私は状況を乗り切るための道具だった。心の拠り所という言葉が、私を必死にさせた。弱さを見せられると、守りたくなる。その本能を巧みに使われた」


ケア本能を刺激する言葉の罠

30代前半の女性が、心の拠り所という言葉が持つ構造について語ってくれた。

「相手が弱さを見せると、助けたくなる。その感情は本物だし、悪くない。でも問題は、弱さを見せることが意図的である場合があること」

彼女は少し真剣な表情で続けた。

「家には息苦しくて、あなたといると楽になる。この言葉は、私が特別だという感覚を与える。そして特別である以上、もっと尽くさないといけないと思わせる。そのループが、どんどん深みにはまっていく」

私は聞いた。それに気づくのはいつですか?

「切られた後。関係が終わった時に、ようやく全体が見える。渦中にいる時は見えない。心の拠り所と言われ続けることで、自分の判断力が曇っていく」

彼女は続けた。

「心の拠り所という言葉が出た時、一度立ち止まってほしい。その言葉は美しいけど、それを使う側に家庭や本命がいる場合、その言葉の機能を疑った方がいい」


満足したら離れる、その一方的な構造

30代の女性が、オンラインで出会った既婚男性との経験を語ってくれた。

「君がいなければ生きていけない、とまで言われた。夫とのセックスレスを埋めるように、その男性に夢中になって週に一度の密会を重ねた。でも妻の妊娠が発覚した途端、音信不通になった」

彼女は少し声を落とした。

「家族のためと言い残して。心の拠り所と言われながら、捨てられた。その虚しさで、関係を持っていた頃の楽しみまで全部消えた。ゲームもやめた。その言葉が全部、嘘に見えた」

私は聞いた。一番辛かったのは何ですか?

言葉を信じてしまったこと。あの言葉が本物だと思って、全部尽くした。でも彼にとっての心の拠り所は、状況が変われば更新される消耗品だった。それが分かった時、自分への怒りと、彼への怒りが一緒に来た。

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